聖ヨハネ会75周年PART 3

 本部機能を持ち、若者の養成をしているのが本部修道院です。数年前よりベトナムの若者が入会し、若さにあふれております。言葉や文化の違いをのり越え日々勉学に励んでいます。彼女たちがシスターとなるとき、どんな奉仕の姿になるのでしょうか。どんな姿になろうとも、創立の精神は同じであり、カリスマは受け継がれていくものです。隣接して小金井修道院があります。職場に出ているシスターから、高齢で祈りをもって支えているシスターと多種にわたったメンバーのいる共同体です。改築をしたときに高齢のシスターの為にと、エレベーターや入浴施設を兼ね備えました。高齢のシスターが毎日祈りの奉仕で支えてくださいます。本部と小金井の共同のミサも、小金井教会の方々と一緒にあずかれること大変うれしいことです。高齢のシスターも、車いすや、ウォーカーを使って参加いたします。聖務とミサによって私たちは一日を始めます。高齢のシスターを若者が助ける姿もほほえましいものがあります。八王子から山梨に移った忍野修道院は、学園の利用者さんと共に歩んできました。今も、毎週土曜日の晩のミサは、学園の利用者さんも交えてのものです。典礼的に美しいものではないかもしれませんが、神様の前ではきっと一番美しいミサであると思います。栄光の讃歌や信仰宣言を間違っても、彼らたちは神様の前で一生懸命唱えます。私たちのカリスマにとって、とても大切な奉仕です。一番新しい共同体として、府中に小教区の宣教のために小さなコミノテを作りました。教会のお手伝いが主な使命です。み言葉の祭儀や、侍者の制服の洗濯・教会のお留守番と多くの仕事を高齢のシスターが教会の方々に助けられながら奉仕しております。ですから今は、小金井に本部機能と養成を中心とした本部修道院。事業体に出ているシスター達や祈りで支えているシスター方の小金井修道院。忍野村には学園のために忍野修道院。そして、一番新しい府中修道院と四つの修道院で、シスター達は日々祈りと 働きの毎日を送っております。

 私たちの会は邦人会で、20年以上前にオーストラリアの姉妹を受け入れたことはありましたが、99パーセント日本人の会でした。ここ数年ベトナムからの召命が増え、新しいチャレンジをしております。若い力が入るということは、物理的なことだけではなく、会自身が活性化され、明るくもなります。元気な彼女たちを見ていると、高齢のシスターも力を得ているようです。彼女たちが本当のヨハネの姉妹となるために、創立者の精神をしっかりと受け継いで行って頂きたいと思います。そのためにも、一人ひとりの姉妹ができること、また辛くても手放さなくてはならない事を、神様の恵みに信頼を寄せて創立者の精神を燃え立たせながら、ヨハネの姉妹として日々歩んでいかなければなりません。


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会の目的と精神

わたしはぶどうの木、
あなたがたはその枝である。
ヨハネ15:5

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事業

わたしはまことのぶどうの木、
わたしの父は農夫である。
ヨハネ 15:1

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修道院

わたしがあなたがたを愛したように、 あなたがたも互いに愛し合いなさい。
ヨハネ13章34節

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Blog

わたしに仕える者がいれば、 父はその人を大切にしてくださる。
ヨハネ12章26節

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わたしたちは病気の人、悩み苦しむ人、
弱い立場の人々への奉仕に献身しながら、
神が慈しみ深いことを現します。