初誓願を立てたシスタードミニカ ハーはベトナム出身で、環境や言葉の違う国で一生懸命頑張っている頑張り屋さんです。病院の実習の時、患者さん方から、いつも優しい助手さんと慕われていました。優しくお年寄りの患者さん方に話しかけていたそうです。お姉さんのシスターも出席していただき、ともに恵みを祝いました。銀祝のシスター秋山は長い間看護婦として、ホームや学園で奉仕をしており、退職後は会の高齢のシスター方の介護をしてくださっています。学園の利用者さんやホームの高齢の方々、高齢のシスターの介護は忍耐がいる奉仕だと思います。看護師として厳しい面を持ってはおりますが、それは当たり前のことです。でも一つ一つ丁寧に介護を見ると温かな気持ちになります。
私たちの会は小さな会ですが、一人ひとりが創立者の思いを一つにしようと頑張っていると思います。この世界の中で、そして闇がともすると覆い隠すとき、小さく弱い光ですが、いつも灯しているのが私たちの会だと思います。大きな光ではないので、大きな影響があるわけではありません、しかし、光の必要なところに弱くても温かな光が届くように、それぞれの場でそれぞれの方法で奉仕しているのだと思います。どこの会も同じですが、高齢のシスターが増えていく中、目に見える奉仕ではなく、最後まで与えられた場においてできる奉仕をすることを改めて決心した日でもあります。最後まで、奉献生活者として、最後の奉仕が手を合わせるだけの奉仕であっても、いつも祈りでつながっていることを証していきたいと思います。
写真:古郡 美はるさん