ダイヤモンド祝を迎えたシスター北村は、富士聖ヨハン学園で長く奉仕をし、利用者さんたちにお茶菜などを教えておりました。茶道をとおして利用者さんとの関わりは楽しいことも多かったでしょうが苦労も多く合ったと思います。利用者さんの中にキリストを見でいたと思います。その後は難病との戦いをしております。
プラチナ主を迎えたシスター遠山は、私たちの会としては初めてのプラチナのお祝いです。若くして入会し、看護師・助産師として長い年月桜町病院で奉仕していました。小さないのちの大切さを一番感じているシスターだと思います。小さないのちが元気に誕生し、感謝と喜びの中で共に沢山体験してきたと同時に、目の前で消えた小さないのちに涙したこともあったと思います。あるお母さんより、クベースに入れられ、大きな病院に運ばれる子をシスター一緒に送りだした子ですと、元気な素敵なお嬢さんを紹介されたこともあります。多くの経験を通して奉仕してきた思いを今は祈りの生活の中で捧げております。何も口に出して言わないシスターだからこそ多くの思いをキリストの十字架と共に捧げるすべを知っているのだと思います。
前日には2名のベチナム出身姉妹が修練期に入る式をしました。日本という異国で、神様のために生涯を捧げようと歩み始めました。私たちの会では修練期に入ると同時に修道名を頂きます。シスターユンは聖バキータを、シスターガンは聖カタリナ・ラブレの成人たちのお名前を頂きました。その日のお説教の中で、加藤神父様が、ブドウの畑の土壌について話されました。根をはり豊かな実を結ぶための土壌です。私たちの会、聖ヨハネ会が彼女たちの奉仕の実を結ぶための土壌となるように姉妹と共に祈りました。豊か土壌をつくるために一人ひとりの姉妹の奉仕が肥料となり神様の恵みの実がむすぶようにと祈った時です。小さな会ですが、大きな喜びを与えてくださった神に感謝をした2日間でした。